金庫からお金を取り出そうとした時
誰もいないはずの
背後でボンと乾いた破裂音がして
激しく扉が開いた
えっ⁈
10連休の売上金!守らなきゃ!
とっさに
金庫から鍵を抜いて身構えた
沈黙… …
そろ〜りと振り向くと
誰もいない
マロ「????」
マロ「へっ?え?今のナニ?」
店の金庫室は目立たない仕様で
その金庫室に続く入口がとても狭い
大幅リバウンドで体重が60㎏増え
金庫室につながる狭い入口に
悪戦苦闘する日々
この隙間は
左側は壁
右側には大きな鉄製の棚が置いてある
その幅27㎝
入口の幅より
体の幅が確実に大きいため
出入りにはワザがいる
狭い幅の入口の隙間に体をもたれかけ
そのままじっとして体を放置していると
その隙間にゆっくりと体が吸い込まれて
2 〜3分すると体が向こう側に抜けて
金庫室に行けるようになる
つまり
ところてん状態だ
今日も、いつも通り
この隙間に体重をかけ
体をもたれかけた
ゆっくりと体が向こう側に
吸い込まれるを待つ
この時の頭の中は憂鬱だ
朝の忙しい時の2〜3分
入ったら出なきゃいけない約6分
ええ〜い!面倒だ!と
痛デデッ!
痛ッ!!
痛デデッ!
強引に金庫室に入った
無理矢理に入ったことで
鉄製の棚の支柱を曲げてしまったようで…
鉄製の棚に取り付けられていた扉が
ジリジリとかかる歪んだ圧に耐えきれなくなり
時間差で扉がボン!!と勝手に開いたようだった
そのため扉に隙間や歪みが発生して
施錠出来なくなっていた…
アァ…アァ…(ノ_-;)ハア…
強盗じゃなくてよかったけれど
痩せなきゃダメだ以外の言葉が思い浮かばない