マロには父親が居なかった
顔も覚えてはいなかった
名前もはっきりとは知らなかった
その父親が昨年亡くなったと
連絡が来ていた
自分の人生の中に父親との接点がなかったため
今更どうすれば良いのか…
父親は再婚して家庭を持ち3人の子供に恵まれていた
先妻の子供であるマロの存在に
触れられる事はなかったと思う
マロ自身の母親側の親戚にも
父親がいないマロに対して
マロは橋の下で拾われた子供だから
父親が居ないのだと言われて育った
もちろん母親はそんな事は言わなかったが
子供心に触れたらいけない話題だと思って
聞き直すことはしなかった
そんな父親が亡くなり
今更、色々な書類に
マロの署名が必要らしく
税理士に見せてもらった書類で
初めて正式な旧姓を知った
名前のフリガナに『ヂ』が入っていた
パソコンで変換できるの?素朴に思った(笑)
ぢ…。
ヘェー『ち』に濁点て字
普通に変換かけられるんだね
あまり使わない字だと思った。
現在の妻だと言う人が
「亡くなった主人は何かにつけて
大きなものが好きな人でね…」
「大きな物を見るとすぐ買ってくる人だった」と
マロの体型を見ながらそう言った
たしかにマロの体格は、かなり大っきいけれど…
父親は糖尿病で透析を受けていて
そのことが死因に結びついたらしい
「お前は注意しろよ」
そう父親に言われている気がした
….そうだとしたら
これが初めての父親との会話だ
ブログで何が書きたいのか
自分でうまくまとめられなかったけれど
今まで、なかった存在に
色々と考えさせられた1日だった