鏡を覗いてビックリした
今日は系列の会社に
仕事の応援に行っていた
同じ職種だがマロのショップと
分類が違う系列店
前日徹夜で商品の特長や製品の機能
素材やセールスポイントを下調べして頭に詰め込む
だが…問題はソコではない
系列店は
働く時に着る制服が異なる
タイトスカートに体のラインが浮き出るブラウス
120kg台の体型には半端ない羞恥心が襲う
見た目で相手になんだかの負のイメージも抱かれてしまう
マロの武器は
いつもなら知識と経験の上に立つ
あの人に頼めば大丈夫という
ドンと構えた安心感だが
昨日、今日現れた新顔には
それもない
できるだけスリムに…と
補正下着に身を詰め込む
それでも出っ張ったお腹…
もうこうなれば一日中お腹を凹ませて乗り切るしかなかった
本来のショップの同僚が
慣れない職場にマロを心配してくれ
お客様を装いエールの電話をくれた
お昼休み
素直な気持ちを同僚にメールする
一夜づけの知識を振りかざし
なんとか前年比120%の売上実績で1日の営業をおえた
ホッ…応援の義務と役目を果たせた…
人影がなくなったのを確認してから
その場に崩れ落ちた…
補正下着で血流が妨げられ
水分補給も6時間以上していない
鏡に映ったマロは目の下にクマができ
顔面蒼白のような土気色
とてもみすぼらしかった
がんばったんだけどなぁ…
そんな時同僚からメールが
ワンピースの画像で送られてきた
自分のショップに戻ろう…
1時間かけて自分のショップに戻ると
マロを気づかって差し入れをくれた
細長く黄色いパフェは
マロにとって
黄色のトロフィーのようだった
家路に付き
体重を測る
120.6kg⇒120.4kg/前日より200g減
仕事がキツかったから痩せたとは
なぜか思いたくなかった
この記事へのコメントはありません。