カフェで休憩をしていると
隣の席の人たちの会話が聞こえてきた
「◯◯さんは仕事が出来ない人で困ってしまう」
「何度注意しても後ろ手を組む事をやめないのよ」
と聞こえてきた
どうやら新人教育の進捗報告らしい
確かにビジネスの世界では
後ろ手を組む姿勢は失礼とされている
マロのお店も同じく
後ろ手を組む事は禁止と規則にはなっているけれど
正直なところ
日頃あまり意識していない
ふっ、とその会話を思い出した仕事中
マロも無意識に手を後ろに回している事に気がついた
あっ、ダメダメ直していこう
改めて
自社の接客マニュアルに目を通す
「立ち姿/手編」
体の前で左手を右手の上に組み
指先を軽く丸める
親指や左手の指先が相手側に見えないようにする
組んだ手は丹田(おへそから指3本分下)に置く
ヒジはきれいな「く」の形を作るようにする
と記されていた
そう細かい。
手偏だけでこれだけのことが書いてある
全体ではどれほどのものか想像つくだろう
そこで
手を前に組むことを意識付けた1日
正直しんどかった
大きな体でお腹が前に出ているため
そもそも手が前に組めない届かない
丹田のおへその下まで腕が下りない
それでも
頑張って規則の姿勢をとってみようとした
太くて重たいお腹
腕を前に組むという単純な姿勢でも
体の重心が前にかかりふらついた
腕を後ろに組むことによって
前側には重たいお腹
後側には太い腕2本
これらによって
体のバランスをコントロールしていたらしい
今日は1日中
腕の置き場を探す
幸いにも腕を前に組んでジッとできるほど
のどかな営業内容ではなく忙しかったけれど
それでも一瞬一瞬
腕のやり場に困った
そして
最終落ち着いたポーズは
「あ〜腰が痛い、腰トントントン」の姿勢(笑)
後ろ手を組んでないもんね!
痛い腰をおさえているだけ!
腰の後ろ側を押さえる仕草で
体の後ろに腕の重みをかけ
重心のバランスをとった
あぁ〜怖い先輩が居なくて
よかったと思った(笑)
※なぜ後ろ手を組む事がマナー違反なのか調べてみた
「私は武器を持っていません」と言う意思表示